現行で活動しているバンドの最新の姿を確認するには?そりゃもうライブを直接見るしかない。
なんとも贅沢なことに、インターネットや通信環境の整った現代に於いては有志の撮影・アップロードしたデータを確認することで、遠く海を隔てたバンドの動向だって知ることが出来てしまうのである。(ありがとう!)
そして、A Country Westernのライブ映像は非常に興味深い。新機軸の未発表曲だけでなく、既存曲のアレンジにも目を見張るものがある。ぶっちゃけ直近の、当該バンドに関する記事2つはこのライブ映像紹介の記事の前フリみたいなものだ。記事を書いた理由は日本人にACW好きがいると判明したことに端を発するが、記事を書いていく中で出会った彼らのライブ映像があまりにもすばらしかったことが、更に書き上げる意志を加速させた。
ということで、2026年6月時点でYouTube上で確認できるA Country Westernのライブ映像についてまとめる。
好きな曲だけでもつまみ聴きしてみると、発見があって面白いはずです。
特記に値する音源や各ライブバージョンでの差異も合わせてまとめてあります。
∇2026/7/11 osprey corp.のアップロード1本を追加
- 2021年8月5日 @ BABYGAP| Philadelphia, PA
- 2022年6月18日 @ Gather East Rock| New Heaven, CT
- 2023年4月8日 @Audeoboi Studios| Philadelphia, PA
- 2023年4月14日 @The Broadway| Brooklyn, NY
- 2023年8月7日 @Kilowatt| San Francisco, CA
- 2024年3月15日 @Holy Frijoles| Baltimore, MD
- 2024年4月14日? @The 4th Wall| Austin, TX
- 2024年9月30日? @Hidden Fortress| Philadelphia, PA
- 2024年10月20日 @Pilot Light| Knoxville, TN
- 2024年11月5日 @Alive in the Basement by WNYU| NY
- 2026年5月11日? @Khyber Pass| Philadelphia, PA
- 2026年6月15日? The Lovely Area| Philadelphia, PA
- 2025年12月4日 Phily Style Piza| Philadelphia, PA
- おわりに
楽曲の収録状況については下記の通り表記する。
- Phenom >EP1
- A Country Western (Self titled) >EP2
- birdfeeder >AL1
- An Insult to the Sport >SP
- A Life on the Lawn >AL2
- Unreleased Truck >UN
各楽曲の始まる目安の時間も記載しておいた。既にYouTube上のコメント欄で時間指定がなされているものはそちらを、そうでないものは僕がコメントしているので、便利に活用して聴いていただけると幸い。
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2021年8月5日 @ BABYGAP| Philadelphia, PA
セットリスト
-
On Edge (EP2) 1:18~
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Six Shooter (EP1) 4:05~
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birdfeeder (AL1) 6:32~
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You Only Sold Me (AL1) 8:39~
所感
- 地元フィラデルフィアでの、1stアルバムのリリースを控えた時期(1stは9月10日リリース)ライブ映像。
- コロナ禍ロックダウンが緩和されて来たあたりだろうか。
- 映像及び音質は荒れ気味。
- 四人での演奏が確認できる。
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- 全体的に音源に基づいたアレンジで演奏されている。
- birdfeederは歌無し。”Switchering"の声が確認できるので、ErikとParisがベースとギターを入れ替わって演奏していると想像できる。
- You Only Sold Meのライブ音源が聴けるのは貴重。
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2022年6月18日 @ Gather East Rock| New Heaven, CT
セットリスト
-
Mussel (EP2) 0:00~
-
Six Shooter (EP1) 3:54~
-
Keeping up with the Joneses (SP) 7:10~
-
Crossing out My Lines (SP) 9:11~
-
On Edge (EP2) 12:22~
-
birdfeeder (AL1) 16:08~
所感
- 2022年コネチカット州でのフルセット映像。
- 愉快な帽子をかぶれるイベント?ライブハウス?楽しそうな観客の様子がうかがえる。
- ライブステージは手狭に見える。音響的に調子は悪そうで、PAとやり取りしたり中央のアンプの傾きをいじるDerekの動きもしっかり捉えられている(Crossing out~への遷移の際の音かマイクスタンドの移動で倒れてしまったようだ)。とはいえDerekは上機嫌そうだけど。
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- Musselは後半部が音源と異なっている。ノイジーだったパートは、楽器全体で四分を刻む重い展開に置き換わっている。
- スプリット盤から収録曲2曲を演奏している。
- birdfeederはこのライブでもボーカル無し。
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2023年4月8日 @Audeoboi Studios| Philadelphia, PA
セットリスト
-
Mussel (EP2) 0:00~
-
Fade Away (EP2) 4:38~
-
Great is the Grip of the Hawk (AL2) 7:44~
-
Keeping up with the Joneses (SP) 9:30~
-
Crossing out My Lines (SP) 11:20~ 途中で映像が飛ぶ
-
Ridgeline (AL2) 13:26~
-
Magnetic (AL2) 16:28~
-
How Far (AL2) 19:34~
-
Wasting the Weekends (AL2) 22:08~
-
Sidewalk (AL2) 26:11~
所感
- 地元フィラデルフィアのレコーディングスタジオ、Audeoboiでのライブ映像。白黒。
- 地元だからか多少リラックスした雰囲気に見える。
"Keeping up~"の開始前にはParisが歌を確認している声がマイクに拾われてErikに笑われている。
"Great is the Grip of the Hawk"のタイトルを発言した際には客席からの笑いが聞こえる。やっぱり大仰なタイトルだよね?
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- 2ndアルバムの楽曲お披露目、の側面があるライブ。
- 2ndの録音時期は2023年の夏ごろ。ということで、まだ固まっていないアレンジを聴くことができる。
- 特に8曲目"How Far"はバースに当たる部分が歌無しのリフになっていて歌は音源版のコーラス部分を繰り返すだけ、というまさに検討中のヴァージョン。音程も高くなっている。
- ライブでの”Ridgeline"は音源と異なり、コーラスにてドラムがスネアを四分で四つ刻むのだが、ほぼ初稿であろうこの段階からその前ノリなアレンジである。
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2023年4月14日 @The Broadway| Brooklyn, NY
セットリスト
-
Mussel (EP2) 0:00~
-
Keeping up with the Joneses (SP) 3:02~ 最初が途切れている
-
Crossing out My Lines (SP) 4:12~
-
Ridgeline (AL2) 6:40~
-
Great is the Grip of the Hawk (AL2) 8:46~
-
Slugshot (EP2) 10:28~
-
Fade Away (EP2) 13:08~
-
Wasting the Weekends (AL2) 15:45~
所感
- 一つ前のライブからたった一週間後、ニューヨーク・ブルックリンでのライブ映像。大入り満員!
それに呼応するように熱のこもった、ほとばしる名演。 - 少し音は籠って聞こえ、撮影位置も遠景だが、たぎった雰囲気と少々ラフな映像の雰囲気の食い合わせは寧ろ良い。
- "Crossing~"や"Slugshot"の入りで客席から歓喜の声が聞こえる。
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- 声を大にして伝えたいほど、Erikの演奏がたぎっている。1曲目"Mussel"のイントロ~バースに入った後のハウリングを伸ばす動きは見ていて興奮しない人はいないだろう。〆のバッキングにGarrettがシンバルのミュートを合わせているのも凄まじく美しい。Erikはこういった熱演を涼しい顔でこなしてしまうところが非常に魅力的である。
- Derekは緊張気味?"Ridgeline"で演奏の回数を間違えたり、"Fade Away"の入りをトチったり、"Weekends"もイントロを間違えたり…(あからさまなFuxx!が微笑ましい)。モニターの問題なのか、歌の音程は取りづらそうにも見える(会場の音自体が結構大きそう)。
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2023年8月7日 @Kilowatt| San Francisco, CA
セットリスト
-
Mussel (EP2) 0:00~
-
Six Shooter (EP1) 4:20~
-
Fade Away (EP2) 7:20~
-
On Edge (EP2) 10:55~
-
Great is the Grip of the Hawk (AL2) 13:50~
-
Keeping up with the Joneses (SP) 15:30~
-
Crossing out My Lines (SP) 17:20~
-
Ridgeline (AL2) 20:10~
-
Magnetic (AL2) 23:20~
-
How Far (AL2) 27:05~
-
Wasting the Weekends (AL2) 30:00~
所感
- サンフランシスコの、最前列で撮影されたライブ映像。
カメラの向きで集音方向の変化する、臨場感のある34分。 - 主にDerekとErikの演奏に注目できる。Derekが来ているTシャツはフィラデルフィアのパンクバンドME N U*1のもの。
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- Derekのギターが吠えている回。"Six Shooter"でのアウトロ、”On Edge”のコーラス部のリフ、Erikの演奏を背に炸裂している。必聴です。
- How Farは音源と変わらないアレンジにまとまっている。2ndの録音が完了した時期だろうか?
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2024年3月15日 @Holy Frijoles| Baltimore, MD
セットリスト
-
Keeping up with the Joneses (SP) 0:19~
-
For a Voter (AL2) 2:35~
-
Ridgeline (AL2) 5:43~
-
No Alcohol (UN) 8:48~
-
Sidewalk (AL2) 11:14~
-
The Dreamer (AL2) 16:01~
-
Fade Away (EP2) 19:55~
-
???/ Instrumental Tune w/Garrett on a guitar (UN) 22:08~
-
Wasting the Weekends (AL2) 25:18~
所感
- ミズーリ州ボルチモアでのライブ音源。映像は無く静止画。
ちょっとアウェイな雰囲気で、淡々とした演奏を聴くことができる。 - Ridgelineが視聴解禁された時期のライブみたい。
- スプリット盤の流れ通り"Keeping up~"から"Crossing~"に繋がらないセットリストは(当時からすると?)珍しい。
"Great is~"が演奏されていないのも珍しいかも。
色々といつもと違う雰囲気のあるライブである(後述の共演を考えると、アッパーになりすぎないセットリストにしたのかも?とも思う)。 - 6~7曲間のMCで22° Haloの名前を挙げている。「フィラデルフィアから僕らを呼んでくれてありがとう」という内容か*2。
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- (ライブ記録を追う限りだが、)"No Alcohol"初出。2ndの録音期前後か最中に出来ただろうと想起。
- 8曲目は、Garrettがドラムでなくギターを弾くインスト楽曲。多分Erikがドラムについている?
一つのリフレインを起点にして、バッキングに呼応した演奏をしたりしなかったりして進んでいく楽曲。同じフレーズが違った色付けで展開していく雰囲気は、同じ道を歩いている心地に近いかもしれない。そう考えると途端にGarrettらしさを感じるのである。いい曲。
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2024年4月14日? @The 4th Wall| Austin, TX
セットリスト
-
Keeping up with the Joneses (SP) 0:00~
-
Crossing out My Lines (SP) 1:57~
-
Great is the Grip of the Hawk (AL2) 5:38~
-
For a Voter (AL2) 7:37~
-
Ridgeline (AL2) 10:09~
-
No Alcohol (UN) 13:10~
-
The Dreamer (AL2) 15:40~
-
Sidewalk (AL2) 18:55~
-
How Far (AL2) 24:29~
-
Wasting the Weekends (AL2) 27:24~
所感
- 詳しいライブの日時は不明、テキサス州オースティンでのライブ映像。
音も映像も質が良い。
同郷のKettle*3と共に出演したようだ。 - 各曲の開始位置は投稿しているOsprey Corpによって設定されている。曲名は結構違っているが…。ライブの演奏と撮影・投稿が4月ならば、2ndのリリースはされているはずなので奇妙。歌詞中で直接的には歌われないような内容を名前としているのがなかなか面白い部分ではある。
- Derekはケータイが電池切れなのか忘れたのか、使えないらしくセトリを見るのにParisを頼っている。(そのせいか少々演奏トチり気味?)
- Sunforger*4と共演した日みたい?
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- 2ndアルバムの楽曲をメインに構成されているのでレコ発的な側面が強そうである。
- 前述の通り"Great is~"にてDerekが歌詞を見事に間違えまくっている。
(この頃まで"Great is~"はDerekとErikの二人が歌う力強い楽曲。) - 反面、全体的に聴きやすくまとまっているライブ。
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2024年9月30日? @Hidden Fortress| Philadelphia, PA
便宜的に、一曲目Musselの動画だけ埋め込む
他の曲は各リンクから直接飛べます
セットリスト
所感
- 地元フィラデルフィアでのライブ映像。一曲毎に上がっている。
- Hidden Fortressは、Kieran Ferrisが運営しているレコーディングスタジオ。彼はAlex GのHeadlightsにエンジニアとして参加していたり、Blue Smileyの作品にも携わっていたらしい。フィラデルフィアシーンの重要人物の一人。
- ドラムの後ろにマネキンだかダッチワイフが置かれていて、たまに目が合うとぎょっとする。
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- 緩急のある内容。良い感じに肩の力が抜けつつも緊迫感もある雰囲気。
- 久々に演奏が見られたMusselは今までの演奏よりもテンポが抑えられている。スロウコアに接近したアレンジ。要所でのGarrettのシンバルミュートが光る。
後半部分にもアップデートが見られる。じわじわと熱を上げていくアレンジ。
音源・これ以前のライブバージョン・このライブのアレンジを比較するのはとても楽しい。 - 新曲"Runners on the Mark"の初披露(かも)。グルーヴの削ぎ落とされたのっぺりとしたインディロック。雄弁なリードギターが焦燥感ある演奏の上で奏でられる。
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2024年10月20日 @Pilot Light| Knoxville, TN
Pt. 1
Pt. 2
セットリスト
-Pt. 1-------------------------------
-
Mussel (EP2) 0:36~
-
Halo Mode (UN) 5:14~
-
Keeping up with the Joneses (SP) 8:28~
-
Crossing out My Lines (SP) 10:19~
-
Great is the Grip of the Hawk (AL2) 13:25~
-
Ridgeline (AL2) 15:01~
-
Six Shooter (EP1) 18:02~
-
Runners on the Mark (UN) 20:29~
-
Sidewalk (AL2) 22:43~
-Pt. 2-------------------------------
-
Not Far Enough (UN) 0:00~
-
The Dreamer (AL2) 2:55~
-
No Alcohol (UN) 6:40~
所感
- テネシー州ノックスビルでのライブ映像。2本に分けられている。
画質音質が良く、メンバー全員を確認できるいい映像。 - 未発表曲を多く聞けるセットリスト。
- 背景のVJがいなたいACWの雰囲気に合致していて雰囲気が良い
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- "Mussel"は今回も遅い、新しいバージョン。
- 久々の"Keeping up~"から"Crossing out~"が続くセットリスト。
- "Great is~"ではErikのみがボーカルを取るようになっている。
- "Halo Mode", "Not Far Enough"が初出。
Halo Modeはミニマルにきらびやかに進む楽曲。
Not Far Enoughは"Wasting~"を思わせるミドルテンポ、歌で聴かせる楽曲。
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2024年11月5日 @Alive in the Basement by WNYU| NY
セットリスト
-
Great is the Grip of the Hawk (AL2) 0:00~
-
Ridgeline (AL2) 1:45~
-
Sidewalk (AL2) 4:46~
-
No Alcohol (UN) 10:12~
-
Wasting the Weekends (AL2) 12:40~
所感
- ニューヨーク大学主催のラジオ、WNYUの企画"Alive in the Basement*5"でのライブ映像。
- 間近で撮影されており迫力満点。同時に音割れも満点。
- 2ndアルバムの要所と新曲No Alcoholをコンパクトにまとめた16分。
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- Sidewalk終盤のErikの泣きのギターソロが炸裂している。荒い音質と相まって情感たっぷりでたまらない。(ちなみに、ソロに入るまでに普段より一周長めにアルペジオパートを演奏してしまっている…が良い効果をもたらしてくれている側面もあるだろう。)
- 2,3曲目の音割れが本当にすさまじい。それ以降はガレージロックのような雰囲気の曲が続くため、むしろ相性よく聞こえる。
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2026年5月11日? @Khyber Pass| Philadelphia, PA
セットリスト
-
Keeping up with the Joneses (SP) 0:11~
-
Slugshot (EP2) 2:18~
-
45 degrees (UN) 6:08~
-
Halo Mode (UN) 12:02~
-
Great is the Grip of the Hawk (AL2) 15:25~
-
???/ "Into the front line"? (UN) 17:50~
-
No Alcohol (UN) 22:14~
-
Not Far Enough (UN) 25:00~
-
Fade Away (EP2) 28:41~
所感
- 地元フィラデルフィアのパブ、カイバーパスでのライブ映像。最前列で撮影されている。
- 落ち着いた速さの曲が多いセットリスト。それを受けてか、全曲通してテンポ感の落ち着いた演奏が楽しめる。スロウコア好きならば通して視聴してほしいライブ映像である。
- 未発表曲も多く演奏されており、新機軸・新譜の気配を期待できる一本。
- ゆったりした曲で特に、Garrettのライドシンバルの扱いに感心します。
---------------------
- "Slugshot"が、直近の"Mussel"と近い手法で重厚なスロウコアにアレンジされている。必聴。
- "45 degrees"とタイトル不明な新曲(歌い出しは"Into the front line"なので便宜上そう呼ぶ)が初出。
45 degreesは訥々と歌が進み、間奏で爆発するスロウコア。
Into the front lineはブリッジミュートにハーモニクスのリード、ツービートで進む、どことなくロカビリー・カントリー調なインディロック。 - "Halo Mode"も随分達観したようなテンポ感、スラッカーな雰囲気。ピンボーカルがやるような/ ノーウェーブのような歌い捨てるような歌唱で、このバージョンも格好いい。
- "No Alcohol"の開始前にDerekはビールをひと飲みしている。
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2026年6月15日? The Lovely Area| Philadelphia, PA
セットリスト
-
Great is the Grip of the Hawk (AL2) 0:15~
-
No Alcohol (UN) 2:19~
-
???/ "Shifting through my credit card", "You are pull away from me" (UN) 4:23~
-
???/ Garrett on a guitar, Erik plays drum but... 8:52~
所感
- 地元フィラデルフィア西方の屋外会場The Lovely Areaでのライブ映像。野外なのに音がとても良い!
- 3曲終わった時点で切り上げになってしまうライブ。音がデカ過ぎたのか?
- 当局に申し出はしていた(許可取得済み)なのに警察によってイベントが中止にされてしまったとのこと。$2,000の罰金があったらしく、主催も反抗心を隠していない。俺も4曲目が聴きたかったので同じ気持ちです。
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- 3曲目が初出の新曲。歌の内容からすると"Pulling All My Stops"がこの曲だったりする?
Let it beに似たコード、All My Lifeに似たリズムの、バラードな楽曲。 - 4曲目ではGarrettがErikと楽器を交代している。同時にマイクチェックもしている。この楽曲がボルチモアで演奏されたインスト楽曲なのか、はたまた別の楽曲なのか、それともインスト楽曲に歌が付いたものなのか、真相は無慈悲にもフィラデルフィア警察によって葬られてしまった。演奏前のコードはボルチモアの楽曲とは音程が違うが雰囲気は似ている。
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2025年12月4日 Phily Style Piza| Philadelphia, PA
セットリスト
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Great is the Grip of the Hawk 0:00 ~
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No Alcohol 2:11~
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??? You're pull away from me 4:30~
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??? The Day has Come (Garrett on a guitar and vocal) 10:42~
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Town (Garrett on a guitar and vocal) 13:50~
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Halo Mode 19:18~
-
45 degrees 22:25~
所感
- ニューヨークのFish Hunt, カリフォルニアのMalaina Kolとのスリーマンライブの様子
- 面白い名前のライブハウス。名ばかりでなく、本当にピザを頼めるようだ。Snowingにピザを配達するトンでもない動画がInstagramに上がっている。
- アップロードは2026年7月だけど映像は去年の12月。osprey corp.はライブ映像の撮影だけでなく、ミックスをしてアップロードしているので解禁までにラグがあるみたいだ。
- GarrettはSLINTのフーディ。
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- The Lovely Areaで聴けなかった、Garrettがギターとボーカルを取る楽曲がようやく聴ける!しかも、2曲もGarrettメインの楽曲が続く。
- 2曲とも弾き語りを発展させたような朴訥とした楽曲。Horse Jumper Of Love周辺との共鳴を感じる。
- The Day has ComeはMr.ChildrenのI'll be(アルバム)のようなアルペジオの入り。Townはメレンゲの春雨の午後のようなイントロ。
どちらもフォーキーということだろうか。 - Halo Modeはバースの歌が語り捨てるようなものに確定したのかな?ノーウェーブ的、Pixiesを想起するぶっきらぼうさがコーラスのきらびやかさとの対比となり、良い。
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おわりに
どうでした?
紹介した全部の動画観切った人います?いるワケねえか!いたらコメントしてくださいよ。話そうよ。
最初に書いた通り、好きな楽曲だけでも追ってみると確実に何かしら発見はあるはず。もしくは、未音源化の楽曲だけでも聴いてみると、今後の彼らの動向により一層興味を持てるだろう。
A Country Westernは変化の止まないバンドである。Weather Vaneのインタビューで言及された際限ない挑戦*6がその根底にあることは想像に難くない。だからこそ、これほどまでに変化に富んで興味深い姿を見せてくれているのだ。
幸いにして、彼らは現在進行形で活動してくれている。活動しているのは遠い地ではあるけれど、その動向は決して見逃せない。
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*1:ME N U - Push Pin 電子音の入ったパンクス。かっこいい。
*2:22° Haloには奇しくもBaltimoreが歌詞中に出てくる楽曲がある(Orioles at Dusk)。名曲ぞろいのアルバムなのでぜひ聴いて欲しい。該当楽曲は、言うなれば「Bump Of Chickenのイデアを鳴らすDIYインディ」の雰囲気で、日本人リスナーにも広く受け入れられるポテンシャルに満ちている。 *3:KettleはJulia's War所属のアコースティックなバンド。レーベルから考えたら異質なのだろうか、むしろ22° HaloとかGreg Mendezと共鳴しそうなバンドである。
*4:Sunforger カナダのポストグランジバンド。2026年5月の新譜は名作、是非一聴されたし。ACWの古巣Cooked Rawにてヴァイナルをリリースしつつ、Julia's Warにも所属しているようだ。TAGABOW周辺のPhillygazeシーンとの共鳴をする音像。国境を越えて似通った音楽が産まれている、という状況は、TAGABOW周辺の音像の傾向がいちジャンルとして成り立ってきている証左に違いないんじゃないだろうか?UKにはthistle.およびそのメンバーがプロデュースするDog Saintsというバンドがおり、2バンドともフィラデルフィアシーンとの共鳴がある。
sunforger.bandcamp.com thistlethistlethistle.bandcamp.com *5:WNYUのAlive in the Basementには数多のバンドやDJのプレイの様子が収められている。私の好みの話ではあるが、Deadharrieの映像もある!名演。
*6:Matt Miadesは2021年の初めに亡くなった。「いつも楽曲制作の初めには父親からのフィードバックを貰っていた。今彼はもういない。今の僕らは『父親が良いと思う音楽を作る』際限ない挑戦をしている。」というGarrettの弁。
thistle.の5/29リリースの新譜。こちらもとてもいい。
こちらはDog Saintsの2025年シングル。遠くほんのりぼやけて聞こえるギターの轟音はPhillygazeシーンで聴けるものに近い。





